- 2023.05.09
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五月病と食事
新年度が始まって1ヶ月。新しい環境にも慣れてきた頃ではないでしょうか。今回は今頃になるとよく聞かれる「五月病」についてお話したいと思います。
1)五月病とは?
新しい環境慣れるために、張り切って取り組んでいたのに、ゴールデンウィークを過ぎた頃からそれまでの元気がなくなり、なんとなく体調が悪くなることを「五月病」といいます。正式な医学用語ではありませんが、新しい環境下に身を置いた方に起こりやすいためこう呼ばれています。
2)五月病のサイン
・朝起きられない
・眠れない
・食欲がない
・なぜか涙が出てしまう
・今までできていたことができない
・趣味などに興味が持てなくなる
3)食事で五月病を改善する
①主食、主菜、副菜が揃ったバランスの良い食事を心がける
不規則な食生活や偏った食事は脳内の栄養が不足して、「セロトニン」が不足しがちです。ビタミンB1やCを多く含む食事はストレスから身を守るために有効ですので積極的に取り入れてましょう。
②朝食にトリプトファンが多い食材を食べる
動物性タンパク質に多く含まれる「トリプトファン」は朝食で摂ることにより、一日気持ちを安定させ、さらには睡眠の質も高めてくれます。
③食後血糖値の乱高下に注意する
早食い、ドカ食い、炭水化物のみの食事は血糖値の乱高下を起こします。この乱高下がイライラや気持ちの落ち込みにつながるので注意しましょう。血糖値を急上昇させないために野菜から食べるようにしましょう。そうすることで血糖値の上昇が緩やかになり、気持ちも安定しやすくなります。
慣れない新生活は自分が思う以上に身体や心に負担となっているかもしれません。食事だけでなく、休養をしっかり取ったり、身体を動かすなどしてストレスを発散したりして無理なく過ごしていきたいですね。