- 2023.06.26
- ブログ
低栄養予防のために
梅雨に入り、暑い日もあれば肌寒い日もあり、体調を崩しやすい時期ですね。
体調を崩してしまったことをきっかけに食欲がなくなり、栄養バランスが乱れてしまうことがあります。特に高齢者の方は体調不良をきっかけに低栄養になってしまうことがあります。
低栄養のリスク
・認知機能の低下
・気力の減退
・免疫力や体力の低下
・筋肉量や筋力の低下
・骨量の減少
低栄養になると体力が落ちて活動量が少なくなり、その結果食欲がなくなってさらに栄養が摂れなくなってしまうという負の連鎖に繋がる恐れがあります。自覚症状がなく、本人も周囲の人も気付きにくいものなので、体重の減少や体力の低下に注意して健康管理に努めましょう。
栄養補給のポイント
①すぐに食べられる食材を取り入れる
買ってきてそのまま食べられる物を毎日の食事に上手く活用しましょう。ヨーグルトやチーズ、豆腐、納豆、フルーツなどを常備しておきましょう。
②缶詰を常備する
特に缶詰の魚がおすすめです。タンパク質やカルシウムが豊富で、食材としても一品として使えます。サバやサケ、マグロ、イワシなど多くの種類の魚が売られており、さまざまな味付けとなっているので飽きずに続けやすいです。
③食べやすい工夫をする
食材を小さく切ったり、柔らかく煮込んだりしましょう。とろみのついた料理やマヨネーズなどで食材をまとめたりすることも食べやすさにつながります。
④ときには普段食べていない物にも挑戦する
自分だけだと好きな物ばかり食べてしまったりして栄養バランスが偏ってしまいがちになりますが、たまには外食したり、普段は食べないような味付けを選んでみたりするとまた新しい発見があり、食が進んだり、食品の品目が増えたりして栄養バランスの改善につながります。
⑤口腔ケアを行う
食べるためには口の働きを維持、改善することも大切です。口の中をきれいに保つための歯磨きやうがい、舌や粘膜のケア、入れ歯のお手入れなどを毎日かかさずに行いましょう。よく噛んで食べることも唾液の分泌を促し、口腔ケアには有効です。
食べることは生きていく上でとても大切なことです。いつまでも生き生きと暮らせるように栄養をしっかりとり、楽しい食事をしていきたいですね。