- 2022.09.05
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ローリングストック法とは?
災害時に心強い食料品の備え「ローリングストック法」をご存じでしょうか?地震や台風に備えて、保存食を備蓄していても、知らない間に賞味期限が切れていたり、保存食を置く保管スペースがなくて、なかなかたくさんの量を保管できないということはありませんか?
食料品も収納スペースも無駄にせず、家族がいつも食べている食材や食品を多めに備蓄することをローリングストック法といいます。
災害に備えて食を備蓄する際に真っ先に思い浮かぶのが、賞味期限が3〜5年と長く、水や火を使わなくても食べられる非常食です。でもそうした非常食は種類が限られているうえ、食べ慣れていないために口に合わないことがあります。
ローリングストック法は家族がいつも食べている食材や食品を多めに買っておき、普段の食事で消費したら、使った分を補充し、常に一定量を家庭に備蓄するというものです。
ローリングストック法には3つのポイントがあります。
①食べ慣れた食品を備蓄する
家庭で日ごろ食べ慣れている食品を中心に、災害時に必要とされる目安の「家族の人数×7日分」の食料品を備蓄する。
②日常的に料理に使用する
備蓄した食品が賞味期限切れにならないように、日常的に消費し、新しいものに入れ替える。
③消費した分は補充する
食べて消費した分は忘れずに買い足して補充し、必要量を下回らないようにする。
高齢者や子ども、食品アレルギーがある方などは、備蓄品が口に合わなかったり、アレルギー物質が入っていて食べられなかったりと言うこともあります。災害時だからこそ、普段と同じ食事ができるというのはとても心強く、気持ちが落ち着くものです。備蓄食を一から備蓄しようと思うと「また今度…」と後回しになってしまいがちですが、これならすぐにでも始められそうですね。